
時計でコンプリケーションと言われているなかで
・トゥールビヨン
・パーペチュアルカレンダー
・ミニッツリピーター
上記、3つの三大複雑機構が有名かと思います。

今回は私が一番好きな機構の
『トゥールビヨン』について
軽くお話しいたします。
トゥールビヨンとは
1801年6月26日にBreguet(ブレゲ)の創始者である
アブラアン-ルイ・ブレゲが特許権を取得したものです。
重力こそ時計ムーブメントの規則性の敵です。
装着時の時計の姿勢が変わるごとに、
重力によって計時の調整に変化が生じると考えていて、
人類のあらゆる活動に付き物のこの重力の問題を解決するべく、
1分間で1回転する可動キャリッジの内部に、
脱進機全体(テンプとゼンマイ、レバーとガンギ車、最も重力の影響を受けやすい部品)を
格納するという機構です。

姿勢差による重力の無効化する機構なので
はっきり言えば腕時計にはあまり必要ありませんw
基本的に懐中時計(ポケットウォッチ)が主流の時代に
懐中時計はポケットの中に入れる物で
姿勢は竜頭が上方向になる一姿勢のみでした。

一姿勢のみの懐中時計では
重力による金属疲労が原因で脱進機がクセづき
長い年月が立てば正確に1秒を生み出す事が出来ないのです。
その為に生み出されたトゥールビヨン機構。
腕時計に関しては
腕に装着される物なので常に姿勢は変化します。
という事はトゥールビヨンが腕時計に搭載されていても
あまり意味が無いんですね!
しかし理論的に考えてあまり必要無いかもですが
あえてその機構を搭載されてる腕時計ってカッコイイじゃないですかw
見てて美しいのが良い!!
価格は非常に高い!
修理代金も尋常じゃなく高い!!
でも良い!!!!
それがロマンです( ゚Д゚)/
リズ 大阪本社 畠田(ハタダ)