
気品あふれる宝石として人気のルビーは、7月の誕生石としても知られています。
古くから「若さを保つパワーがある」「人と仲良くなれる」「身に着けると不死身になる」などと信じられ、お守りとしても重宝されてきました。
「情熱」「良縁」「勝利」という石言葉はオールラウンドの印象。現代でも恋愛、仕事、健康面と幅広く願いを込めることができるのがルビーです。

・ルビーの語源
ルビーは、赤を意味するラテン語「Rubeus(ルベウス)」が語源だと言われています。
和名も「紅玉(こうぎょく)」と、ルビーの赤色が印象的であることを物語っているようです。
「宝石の女王」との呼び名もあるルビーの輝きは、身に着ける人をより美しく見せてくれます。
ルビーは人呼んで「宝石の女王」
ルビーが希少なのは、形成されるのに自然界でいくつもの偶然が重なる必要があるからだそうです。
人間も偶然とも言える出会いを重ねる中から愛を育んでいくもの。
ルビーと人間にはそのロマンチックな背景に共通点があります。パワーストーンとしての効果を求める愛好者が今も昔も多いのは当然のことでしょう。

・体の右側に着けると効果がある?
見た目だけでも圧倒的な存在感を放つルビー。
かつては権力者たちに繁栄や富をもたらすものとして身に着けらてきた歴史から、「宝石の女王」と呼ばれてきました。
気品の象徴としてのイメージは現代の人々にまで受け継がれています。
ルビーは体の右側に着けると願い事がかないやすい、とも信じられてきました。中世ヨーロッパ時代の肖像画を見ると、ルビーはほぼ全てと言えるくらい、体の右側に描かれています。右は積極性を表すとも言われており、そこに情熱的に輝くルビーを組み込むことで、人々は活力の源としていたようです。

40周年のルビー婚式
夫婦にとっての特別な日である結婚記念日に、結婚記念石を贈る人も少なくありません。結婚40周年は「ルビー婚式」とされ、ルビーが結婚記念石となっています。
「情熱」「愛情」などの石言葉を持つルビーは、かけがえのないパートナーへの特別な贈り物にも最適です。
ルビーの保管方法
ルビーは比較的硬い宝石ですが、宝石の中にはやわらかく傷つきやすいものもあります。保管する時は、ジュエリー同士が触れてぶつかり合わないように気をつけましょう。
仕切りのあるジュエリーボックスに入れたり、ジップ付きのビニール袋に小分けにしたりするのがおすすめです。