
以前オメガは月面着陸をしたムーンウォッチというお話をさせて頂きましたが、今回も月に関わるお話をします。
まず、ムーンフェイズとはムーン=月、フェイズ=相となり、地球から見た時の月の形(月相)を文字盤に表示させる機能の事です。
文字盤上に月や星の絵が描かれた窓があり、
その月の形を見て現在の月の状態を知る事がこの機能のメインとなります。
月の満ち欠けが一巡する周期は[29.5日]が基準となっており、天才時計技師のブレゲにより、 18世紀に発明されました。
変化していく月の美しさに、ロマンティックな印象を受けるムーンフェイズですが、機械式時計の「複雑機構」です。
そのため、ムーンフェイズ機能を搭載している時計の多くは高級ブランドになります。
その中でも月に関して、強いこだわりを持っているオメガ、ムーンフェイズファンはもちろん、初めて目にする方にも魅力的な仕上がりとなっています。

1985年に初代ムーンフェイズが1300本限定で発売され、スピードマスターの基盤デザインをもとに12時位置にムーンフェイズとポインターデイトを備えました。
こちらのモデルは月が「金色」に輝きます。
現在はヴィンテージモデルとしての価値も高まっています。
その後復刻モデルでは、風防が内側無反射処理を施したサファイアガラス、ケース裏はスケルトン仕様になり、ムーブメントの精密な動きも楽しめる実用的なスペックの向上と共により人気を博します。
こちらのモデルでは月は「銀色」です。
そして、2016年に新作として発売されたモデルは前述した、「初めて目にする方」にも魅力的な時計となっています。
スペックの向上はもちろんですが、ここは時計愛好家やムーンフェイズファンなど、知識のある方が興味を持つ所だと思いますが、時計にそこまで詳しくない方はやはりデザインが重要になってくると思います。
こちらはよりスポーティーなデザインに仕上がり、ムーンフェイズは12時位置から6時位置に変更されました。これまでのムーンフェイズは「金色」「銀色」と表現しましたが、こちらのモデルの月はNASAの写真に匹敵するほど、精密なデザインとなります。
また、ステンレススティールモデルでは、
宇宙飛行士の“足跡”までデザインされ、
月目着陸をしたオメガの「特別感」を味わう事ができます。

人と被りにくい、個性を出したい方にはぴったりですね