
意味深で神秘的な輝きを放つ宝石「アレキサンドライト」。
光源により色が変わる変色特性から、二面性をもつ魅惑の宝石とされ、その輝きで人々を魅了してきました。
ロシアでは「皇帝の宝石」
軍服の色が緑と赤の2色だったロシア人にとっては、特別に価値があるものとされ、お守りとしての意味をもっていました。
危険を察知でき、身を守ってくれる石として、身につけられていたといいます。
宝石に秘められた【意味】
「高貴・誕生・光栄・出発」
名称の由来
当時のロシア帝国皇帝ニコライ1世に献上される事になりました。
偶然にもその日が、ロシア皇太子(後のアレキサンダー2世)12歳の誕生日でもあり、その名にちなんで「アレキサンドライト」という名前がつけられたといわれています。
アレキサンドライトの主な産地
ブラジル、スリランカ、ロシア、ミャンマー、インド、マダガスカル、タンザニアなど。中でもロシア産は、クオリティの高いものが多く産出されることでも有名です。

アレキサンドライトは、「昼のエメラルド」「夜のルビー」と呼ばれるように、昼と夜で表情がガラリと変化。その変色効果がはっきりとしているほど、質が高いとされています。それぞれの色によって魅力が変化するのも、アレキサンドライトの醍醐味と言えるでしょう。
【昼のエメラルド】

太陽光の下で見せる、エメラルドのような青緑色は、奥行きを感じさせる深みのある色。媚びない澄んだ美しさは、華麗さと気品のある表情を見せてくれます。
【夜のルビー】

夜の室内のライトの下では、赤紫色に変化。情熱を感じさせる赤紫は、妖艶で大人の色香を感じさせつつも、気品をしっかりと残した魅力があります。
実はアレキサンドライトは、結婚45年目「金緑婚式」の結婚記念石。
永遠に残るとてもよい記念になることでしょう。
お勧めの宝石です。